エッジウェアロ-ドはロンドンでもある意味面白いところだと思う。昼間から水タバコをふかしたアラブ人っぽいおじさんがお茶を飲みながら談笑しているところをよく見かけた。何の仕事をしているのか、どんなビザでロンドンにいるのかいつも不思議でならなかった。
多分こうした私の中東料理への関心は、南西アジアを大学で勉強した事、アラブ人エリアに住んでいたこと、そしてロンドンではやっていたおしゃれ中東料理の第一人者Yotam Ottolenghiの影響のせいだと思う。まあロンドンに行ってからと言うもの、ほとんど毎日、と言えば御幣があるが毎日に近い頻度でヒヨコマメのペ-スト、フムス(発音は結構地域によって違うみたいだけど、ロンドンでは「ハマス」に近い発音だった気がする。アとウの間のような。)を食べていた。色々なス-パ-のハマスを試した。個人的にはウェイトロ-ズノのオ-ガニックハマスが好きで、そのほかロ-ストオニオンハマスやペリペリ味ハマスなどよく食べた。好きすぎて、留学して一番初めに買った電化製品はハマスを作るためのフ-ドプロセッサ-。しかし粗悪品過ぎて音がおかしいくらいに大きい。騒音問題に配慮しながら作るハマスの味は格別だったが。
実際ハマスを売っているもののように作るのはかなりの勇気がいるし、配合を分からないと作れないと感じる。要するにものすごい量の油とごまぺ-ストを使う。よく日本で売っているのを見かけるがクリ-ミ-さが足りないと思う。オットレンギはこのタヒニを薦めていたっけ。もちろん私も愛用した(している)。
中東と言うか、南アジアなどの料理のすばらしいスパイス文化は私を魅了してやまないのであって、食べるもの作るのも好きだ。やはり日本のように素材のすばらしさに依存した食文化が見られる国においてはスパイスやハ-ブといったものの重要性はあまり高くないのだと感じる。イタリア料理なんかもこういった部類に属すると思う。だから日本人の異常なまでのイタリアン好きは納得できる気がする。それに肉を常食する民族においてはスパイスは欠かせないし、実際私も肉料理を作るときはスパイスがないと物足りなく感じるし、塩コショウでは食べていても楽しくない。まあ個人的な好みである訳だけど。
とにかく帰国してからと言うもの南アジア、中東食材屋をめぐるのが休日の楽しみにもなっている。
なんとなくやばさを感じつつ、上野に行くといつも必ずよってしまうのはアメ横センタ-ビル。独特のにおいが異国情緒を演出。
歯医者の帰りに必ずよっては中国語、韓国語でしゃべり掛けられながら買い物。大体コリアンダ-はいつも買ってる。
仕事の後に行ってみたのは新大久保。コリアタウンとしてあまりに有名だけど、最近は少ないけど南アジア系の食材屋もあるよう。
なんだかロンドンの町を思い出してしまうほど匂いとか雰囲気が似ていた。同じような商品を扱っているから当たり前なんだけど、定員は流暢な日本語を話している時点でここは日本だと再認識。行ったとき、南アジア系の定員が南アジア系の商売敵と日本語でビジネスに関する不満をぶつけ合っていた。「あなたは儲け過ぎだから、こっちは商売にならない、値段を下げなければ公平じゃない」とかなり込み入った内容。共通に話せる言語は日本語?
会社の近くにあって、大学時代からよく行ってたのはアルファラ。こちらは清潔感があって買い物しやすいと思う。大体ここでたいていのものがそろうから便利。
人の移動とともに食材もこうして旅をしてくるのですね。私もロンドンにいるときはよく三越の中にあるジャパンセンタ-にいって醤油買ったりペットボトルのお茶買ってたっけ。
大体仕事の後家にいるときは料理をしてストレス発散しているが、昨日はチキンカレ-とプラ-オを作った。チキンカレ-は丸鳥を買ってきて裁くところから始まったので、時間がかかってしまったがやはりカレ-は骨付きに限る。昨日作ったのはこんな感じ。ポイントはカシュ-ナッツをペ-スト状にして投入する事!
インド料理のレシピってインタ-ネット上にありえないくらい乗ってるから、作り方を知るのはさほど難しくないと感じる。
私はヴぁ-シェフのユ-チュ-ブ画像見るのが、カレ-つくりの前の儀式となっている。もちろん爆笑しまくり。カレ-作りはかくも楽しいのである!(ビデオはタンドリ-チキン)
東京には色々な「リトル~」があるようです。
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